しゃむ

2019年から夫婦2人でタイに移住!日々考えていることを気ままに綴ります。

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タイで作成できるクレジットカード付帯の海外旅行保険周辺まとめ【citi、Central T1、クルンシィ】

こんにちは、先日保険周りの諸々を整理していて、「そういえばクレジットカードにも海外旅行保険が付帯していたはず」と思い出して色々調べてみました。

案外ややこしく、欲しい情報にたどり着くまでけっこう時間がかかったのでまとめてみたいと思います。 欲しい情報によっては断片的なものになるかもしれませんが少しでもご参考になればうれしいです。

【タイのクレジットカード付帯海外旅行保険の一般的な概要まとめ】

  • 日本のクレジットカードよりも条件が厳しいことが多い(クレジットカードの種類によるなど)
  • 付帯内容はHPなどに掲載がなく、個別に問い合わせが必要なことが多い

Central T1の例

例えば、セントラルのT1カードは、最もベーシックなレッド(Red)だと海外旅行保険は一切付帯しないようです。LUXEかBlackのみ。

promotions.co.th

o-mikuji-siam.hatenablog.com

加えて、付帯する海外旅行保険のカバー範囲や内容については記載がありません。

クルンシィの例

次にクルンシィです。

クルンシィのクレジットカードも、最も高いランクのSignature(2年目からは年会費のかかるタイプ)のみが海外旅行保険を付帯*1しているようです。

クルンシィはタイの(日系ではありますが)クレジットカードの中では親切な方で、カードの種類ごとの情報を表にしています。

https://www.krungsri.com/getmedia/2cf96dd1-3b43-427b-a5de-4abd9af93124/creditcard-summary-202104.pdf.aspxwww.krungsri.com

Citiの例

最後にcitiです。

citiはサービスが良いことでも知られていますし、期待を込めて調べました。

HPのtravel insuranceのページに行っても、詳細を知ろうとすると「Lockton Wattana Insurance Brokers (Thailand) Ltd.」に直接電話をかけてほしいという情報のみ・・・

保険会社に丸投げなのは少しがっかりでした。

www.citibank.co.th

メール連絡先

私は保険の詳細を口頭で説明されても覚えきれない自信があったので、citiの担当者に保険会社のメールアドレスを教えてほしいと依頼しました。もし同じような方がいれば下記のメールアドレスに問い合わせるのが良いと思います。

メールアドレス: ploypaphut@asia.lockton.com

担当保険会社

また、担当の保険会社のHPはこちらです。

www.locktonwattana.co.th

尋ねたところ、保険のカバー範囲のサマリーを送付してもらえました。内容はネットにあったPDFとほとんど同じでしたので、そちらのURLを貼っておきます。

https://www.citibank.co.th/en/static/pdf/Citibank-Sign-Fly-New-Brochure_EN.pdfwww.citibank.co.th

おおまかな補償内容

けっこう長くてきちんと読み込めているかわからないのですが、死亡保障や障害の残る怪我、フライト遅延(4時間以上】、フライト荷物遅延(旅行先(タイ国外)のみ)などおおむね対応しているようです。

一方、旅行先での医療治療行為等は、citi PrestigeとUltimaのみの保険適用(80万バーツまで)になるようです。この二つのタイプ以外のcitiクレジットカードだと、いわゆる病院での通院など頻度が高いものはカバーしていないのが不安点です。

保障期間

旅行ごとに180日間まで。

個別に加入する形の海外旅行保険だと加入前に期間を決めて延長不可なパッケージもあるので、この柔軟性は有難い方もいらっしゃるかもしれません。*2

条件

こちらも利用付帯だそうです・・・*3

保険請求時の提出物一覧に、「Copy of Citibank Statement which shown the list of tickets purchased via Citi credit cards」とあるので、フライト代をcitiのクレジットカードで支払う必要がありそうです。

その他

問い合わせの中でわかったのですが、医療治療にCOVID-19での疾病は「含まれない」そうです。お気を付けください。また、この規定は変更もあり得ますので、利用を検討されている方は保険会社に問い合わせをおすすめします。

また、おそらく携行品損害(盗難や破損の保障)がないのもちょっと気がかりです。

日本のカードとの比較

余談ですが、日本のクレジットカード付帯の海外旅行保険はもっと良い条件だったような、と思って試しに三井住友VISAカードを調べてみました。*4

www.smbc-card.com

これによれば、 三井住友VISAカードもプラチナやゴールドではなく一般カードは利用付帯なんですね。しかも利用付帯の内容も疾病治療費用は最高50万円とのこと。同じ項目でもゴールドカードであればクレジットカードの利用がなくても300万円限度なので、カードの種類によっては日本のクレジットカードの方が使いやすそうです。

日本のクレジットカードの海外旅行保険については、タイ在住のチャイカプさんが比較記事を書いていらっしゃるので気になる方は参考にされてください。 thaisharehouse.com

逆海外旅行保険

タイから一時的に出国する場合、タイにある海外旅行保険会社を探すという手もありますが、特に日本へ渡航する(一時帰国など)場合は、最近「逆海外旅行保険」なるものも販売されているようです。*5

tokiomarinenichido.jp

逆海外旅行保険はなんだかんだで保険会社の一般的な海外旅行保険と同じくらいの価格になるため*6、さらに安価な保険としてこんなものも用意されているようです。

tokiomarinenichido.jp

これは、日本滞在中の病気やケガに特化して医療費を保障するというものです。*7

契約は日本からしかできないので詳細を確認できないのですが、重要事項説明書がありました。

https://tokiomarinenichido.jp/japan/blog/wp-content/uploads/2020/04/53def84778f0366ffa75751d6ec373bd.pdftokiomarinenichido.jp

この特化型は、タイのクレジットカードの補償内容とある程度まで補完的な内容となっていそうなので候補にあがってくるかもしれません。*8

タイ以外のケース

海外から日本への一時帰国で、海外旅行保険を検討されている方はフランス在住のくろむぽんさんの記事が概要からとても丁寧にまとまっています。参考にされてください。 kuromupon.com

まとめ

こうやってまとめてみると、けっこう条件は厳しいなあと思いました。クレジットカード付帯の海外旅行保険の良いところは、他の保険との重複利用が認められている場合が多いところかと思いますが、タイのクレジットカードはますます重複して使うことが前提になりそうですね。

本当は使わずに済ませたい海外旅行保険、できる限り少ない時間で内容をカバーしていい旅行にしたいものです。

更に良い情報などをご存知の方がいればぜひ教えてください!まとめて更新したいと思います。

*1:ただし、利用付帯。利用付帯とは、クレジットカードで海外旅行費用(フライト代であることが多いです)を支払うなどの利用をすることにより保険が適用される仕組みです。

*2:特にCOVID-19が蔓延する中、急な渡航中止などに見舞われるリスクも通常より高いため。

*3:クレジットカードを移動先に持っていくだけでは適用されません。

*4:日本語ということもあるかもしれませんがページがわかりやすくまとまっていて感動しました。

*5:保障内容にもよりますが一か月で2万円台後半~4万円ほど

*6:その分、保障の内容も優れていますが

*7:そのため、携行品の損害などはカバーされないようです。また、保障期間は「日本の入国手続きを完了してから日本の出国手続きを完了するまで」とあるので、飛行機の中でのトラブルなどはカバーされません。

*8:それでも、携行品損害などは宙に浮いたままですが・・・