こんにちは!
コロナ禍で新空港の建設が発表されてからあっという間、シェムリアップ・アンコール空港の利用が開始されました。
旧空港とは違い、市内中心部からの距離ばかり取り上げられることが多い新空港ですが、実際の使い勝手や状況はどうでしょうか? 2024年1月時点の情報をまとめてみます。
【概要】
シェムリアップ・アンコール空港(SAI)(クメール語表記 អាកាសយានដ្ឋានអន្តរជាតិសៀមរាបអង្គរ)
空港のホームページ https://english.sai-airport.com/
【到着時のビザ申請(アライバルビザ)】
到着時は入国審査や荷物受取ブースまでの移動は徒歩のみで、歩く歩道などは用意されていません。
そこまで大きな空港ではないですが、移動する道は窓のない吹き抜けなので、高齢の方などは事前の準備が必要かもしれません。
アライバルビザ申請は特に以前&他の空港と違いはありません。ビザ申請の詳細や書類については、プノンペン空港のブログをご覧ください。プノンペンと同じく、写真の提出は求められませんでした。
移動する道を進むと短いエスカレーターが見えてきて、それを降りて右手がビザの申請場所です。
パスポートは関係者10人程度の手を次々と回っていきますので、受け取ったパスポートが自分のもので、しかるべきビザが貼られているかどうか確認してくださいね。 *1
ビザをゲットしたら、後ろを向くとすぐに入国審査があって、荷物受取もすぐ近くにあります。 入国審査を過ぎた先には一つだけ小さな免税店がありました。外への出口の前で、機内で渡される税関書類を職員に手渡します。
トイレもきれいでした
トイレなども近く、小さめですが使いやすかったです。
【出発時の注意点は?】
利用開始時は地元の方にも開かれていたようですが、現在は車両での入場時には入場券がかかるようです(車両の大きさにもよりますが、15ドル~で空港出発時に支払い)。
けっこう高額ですが、車両ゲート前で車を降りたとしてもそこから空港施設まではかなり距離があるため、支払わないというのは難しそうです。
また、空港施設内に入る時は、職員にパスポートや搭乗を証明する書類を見せる必要があり、なかなか厳格な印象でした。
チェックインゲート
出発側の空港は、施設に入るとシンプルなつくりで横に長くチェックインゲートが並んでいます。
出発ゲート全体図
現在の出発ゲート全体地図はこんな感じでした。
お手洗いは端に2つ、浄水器が紙コップなしで設置されているので、空港には容器だけあれば水分補給はばっちりそうです。
ちなみに、エアアジア(AirAsia)を利用し、事前にオンラインチェックインを済ませていたのですが、タイ発の時と違い、シェムリアップ空港ではいちからチェックインカウンターに並ぶ必要がありました。
オンラインチェックインによるショートカットはできないため、出国時には余裕を持って空港に到着した方が良さそうです。
【免税店や空港内施設、ラウンジ】
空港内の施設はまだそれほど多くはありません。色々なところでcoming soonの看板がみられました。
出国手続き前
小さなカフェが一つだけ営業していました。店員さんも一人だったので、利用する際はゆったりと時間を持つのが良いかもしれません。
出国手続き後
出国手続き後も浄水器が至る所にあるので、出国手続きの際にペットボトル容器などを捨てずに持ち込めば水分補給にも困らなそうです。現状は職員さんたちがボトルに水をくんでいるのが中心でした。
カフェがあります。アルコールも提供しているようで、ここで休憩している方が多くいました。
レストランは一つだけ、チャイニーズを提供するお店でした。看板もできていたのでこれから増えていくのかもしれません。レストランのメニューはこちらです。
免税店は複数ありましたが、ほとんどがカンボジア国外のお菓子やお酒、洋服などを提供するお店でした。
Amazing Cambodia
もしカンボジア土産を探すのであれば、アメージングカンボジア(Amazing Cambodia)がおすすめです。少しわかりづらい場所にありますが、出国手続きをしてまっすぐ道を進むと右手に見えてきます。
こちらにはカンボジアの絵画や胡椒(KURATA pepper含む)、酒類(SAMAIジン含む)、コーヒー、陶器など、比較的豊富に並んでいました。
ラウンジ
ラウンジは看板の案内がいくつかありましたが、開いているのは一つだけでした。 名前は「アンコールラウンジ」です。
プライオリティパスには対応していないとのことで私たちは利用しませんでしたが、特に混雑している様子はありませんでした。 以上の情報がシェムリアップ・アンコール空港(SAI)利用の参考になれば嬉しいです!
*1:ちなみに、パスポートは関係者の間で放り投げられていきますが、投げないと次の人に届かないようで投げ直している場面がありました。投げたくて投げているわけではなさそうだったので、どうか優しい目で見ましょう・・・