こんにちは、だいきちです。今日はAmazon.com(アメリカ)からノートパソコンをタイへ個人輸入したケースについてまとめていきたいと思います。 Amazon.comといっても様々なケースがありますが、今回は下記のような条件でした。
- Amazon.comはマーケットプレイスのみ
- 購入した業者は、アメリカローカル企業
- 運用業者はFedEx
- 自分で選べるわけではなく、パソコン業者側が勝手に選択
購入ボタンを押すのはAmazon.comにて処理をするだけですが、その後の対応は大変なことが色々ありましたので参考になれば嬉しいです。
購入から手元に届くまでの流れ
- Amazon.comでポチる(住所はタイ住所)
- アメリカ→タイの輸送
- タイでの関税手続き
- タイ国内での運送
ざっくりとした流れはこの通りですが、特に大変だったのは3番の関税手続きでしたので、そのあたりを重点的に解説していきます。
購入からの期間
1.→2.までは1週間くらいですいすい進みましたが、3.にて1ヶ月かかりました…。もし事前に必要なものを用意しておければもっと早く済むかもしれません。
関税手続きの流れ
前提:FedExの代理関税申請サービスを利用
- 委任状の送付
- パスポートのコピー送付
- パスポート原本を預ける
- 見積もり受領・承認
- 受取時に支払いの用意
それぞれタイ人スタッフへの愚痴も含めて紹介していきます(笑)
委任状の送付
商品がタイの空港についたタイミングで、FedExからどのように関税を払うかを聞かれます。
- 自分自身で関税手続きをするか
- FedEx代理手続きを利用するか
自分で関税手続きをする場合は、税務局のタイ人役人と自分でやり合わないといけないので…私は迷いなく代理手続きを選び、下記申請書にサインをして、運送会社へお願いしました。
パスポートのコピーと原本の送付
今回のケースでは、ここまでは特に問題なく進められたものの、ここからが課題の連続でした(ほとんどの期間はここでのやり取りの連続でした…)
結論からいうと、代理申請に必要な書類は下記のとおりです。
- パスポートコピー(パスポート番号が書かれている写真ページ):5部
- ビザコピー:5部
- タイへの直近エントリースタンプ:5部
- 直近の90日レポート:5部
- オリジナルパスポート:1部
ただ、私はたまたまパスポートをビザ延長のために利用していたため、オリジナルパスポートが手元になく、ここでのロスタイムが大きかったです。
また、ここからFedExの対応がひどく……
私が上記のプロセスについて最初にきいたのは「パスポート原本」が必要とのこと。その後、パスポートの諸々コピーが必要との打診があり、既に原本をFedExへ預けていたため「原本預けてるのにどうやってコピーとるの??自分たちでやってくれない??」と言い返したら、そこからすんなりと全部代理してもらえました。
FedExへのパスポート原本の預け方
タイでは標準的な文化となっている「メッセンジャー」が集荷に自宅まで来てもらえるため、その方へ預けることでパスポート原本をFedExへ送ることができます。人件費の格差が激しいタイでは、書類を運ぶメッセンジャーという職業が普及していたりします。*1
もちろんメッセンジャーも平日日中しか働いていないたいめ、その時間中になんとか対応する必要があります。
パスポート返却タイミング
とはいえ預けた際はドキドキで預けましたが、手続きが終わったタイミングで荷物よりも先に別途返却されてました。
見積もりの受け取り
上記手続きの途中で、FedExから関税手続きの見積もりが送付されます。
日にちが変わると見積り金額が変わるのか、このときだけものすごく速いリプライを要求されます。(メールが届いてから、数時間後に鬼電がきます)
金額に関する承認メールがないと手続きを前に進められないため、確実に返信する必要があります。
実際の費用
ちなみに、今回の関税費は$1,600のPCに対して下記のとおりでした。 - 輸入関税:3,735 - FedExサービス費:1,200 - 上記サービス費へのVAT7% - Customs overtime / Amendment fee / Other 200
なぜOvertimeを請求されなきゃいけないの?という疑問がつきないですが、全体で10%程度ですので比較的良心的かなという印象でした。
商品の受け取りまで
見積り金額を承認すると代理申請を進めてくれ、ローカルでの運送が始まります。
ここからは空港からの通常タイ国内での運送となるため、特に問題なく運ばれてきました。
注意点としては、上記の関税処理費を払うためがあるため、支払い用意をしておく必要があります。
今回は、現金をコンドの受付にあずけておく形で対応しました。別品の個人輸入ではクレジットカード払いをしたころもありますので、もしその場で対応できる場合は(FedEx)であればカード払いも可能かと思います。
注意点
ここからは申請を進める中で陥りがちな注意点を解説していきます。
タイ人スタッフの英語力について
タイ語は発音に繊細だからなのか、みなさん英語の発音は非常に上手です。発音ベタな我々日本人からすると、発音がうまい=英語がうまいと考えてしまうのですが、よくよく話してみると全然話を理解していなかったりします。
発音に騙されず、しっかり意思疎通ができているかを確認しながらプロセスを進めていくことをおすすめします。
メールではやり取りを進めてくれない
上記のように、英語コミュニケーションが不十分であるならば、理解の不一致が起こらないようにメールでのやり取りを度々提案するものの、ほぼ確実に電話で連絡が来ます。
日中、仕事をしている身としては電話をかけられても対応できないのですが、頑なに電話をしてきます。*2
こればっかりは諦めるしかないかもしれません。
まとめ
上記のように不便な点は多々あるものの、自分自身でスワンナプーム国際空港にて手続きをしにいくことと比べたら、まだ些細な問題なのではないかと考えています。
タイ人スタッフへ疲れてしまうことも多くありましたが、結果的に手元に商品が無事届いたので良しとします!