こんにちは、今日は2020年12月にバンコクのセントラルワールドに初出店した「蔦ラーメン」について紹介します。
蔦は日本ではミシュラン星を獲得したことで有名ですね。バンコク出店直後はたくさんのバンコク在住日本人の方が訪問している様子をウェブで拝見して「いいな・・・」と思ってはいたのですが、どの方も「10時開店と共に整理券をもらって再訪した」とおっしゃっていて、少し億劫になっていました。
今回、我々はお昼のピークの時間を外したものの、週末の昼間に"整理券なし・待ち時間ほぼなし"で入店できましたので、書いていきたいと思います。(もちろんずるいことはしていませんし店員さんに駄々をこねたわけでもありません。念のため。)
まずは電話で確認
週末に買い物がてらセントラルワールド周辺を訪れたところ、「そういえば蔦に行ってみたい!」と思ったのですが、整理券が残っているかわからず、確かめるために蔦に直接電話しました(この時点で13時すぎ)。
こちらのFacebookページに掲載されていた電話番号(02-001-6030)に電話します。(2回かけた時はいずれも変な「ぴろぴろ」という音が流れて20秒程度で切れてしまったのですが、3回目にかろうじてつながりました。)
「今日の整理券は終わってしまいましたか?」と英語とタイ語を交えながら聞いたところ、日本の方ですか?と、日本語のできるスタッフに代わり、「今日の整理券は終わってしまいました。18時半からはウォークインで直接来ていただいても構いません。後、少し待ってしまうかもしれませんが、来たときに席が空いていれば入ってもらうこともできます。」との返答でした。
「整理券がなくても入れる可能性があるのか・・・」と思った我々は、その一抹の望みにかけてセントラルワールドを訪問しました。
いざ、セントラルワールドへ
セントラルワールドの蔦はセントラルワールドの南側3階、にあります。南側がわかりづらい方は、アップルのセントラルワールド店がある方向からセントラルワールドに入店すると思っていただければよいです。ラチャプラソン通りを右手に見て、入店する形になります。
その後、スターバックスの横に見えてくるのが蔦です。こちらがスターバックス横の入り口です。
こんな風に行列の仕切りの看板が見えてきます。
店構えはこんな感じです。日本らしい控えめな様子ですね。
整理券もってないけど・・・
ここの入り口では、「整理券を店員に見せてください」との案内があります。その下には、タイ語で18時半からはウォークインの入店も可能との案内が。14時に入れるなんてどこにも書いていません。
・・・が、この時はラッキーなことに、おそらく先ほどの電話に出てくださった日本語のできる店員さんが対応してくださいました。整理券がなくても入り口の椅子で待ってても良いとのこと。ありがたく座らせていただきました。
そして、私がお手洗いに離席している間に、だいきちは中に案内されていました!ありがたい!待ち時間は数分でした。店内には空席もまばらにあり、大混雑とまではいかなかったからの案内だったのかもしれません。
この後、いくつも空席は生じましたが、じきにお客さんで埋まる状態、そして私が確認した限りお客さんは整理券を持っている方々ばかりでした。その日の混雑具合にもよると思いますので、店員さんにそっと尋ねることを忘れないのが良いと思います。
メニュー
前座が長くなりましたが、こちらがメニューです。ソフトオープン中のメニューなので気を付けてください。
私は普通の塩ラーメン(270バーツ)に味玉トッピング、だいきちは普通のしょうゆラーメンを注文しました。おかわり自由の麦茶が温冷どちらもあったので、一つずつ注文しました。
いざ実食
こちらが塩ラーメンです。だいきちの醤油ラーメンは撮り忘れました・・・
こちらが推奨の食べ方です。
店内に入るとたちこめてくるトリュフの香りですが、その味はほんのりとスープに溶けています。私はそこまでトリュフ好きではありませんが、嫌みのない程度の良い按配に感じます。
スープは貝ベース?のような割とあっさり目です。普段はほとんどラーメンのスープを飲まない私も、半分くらいはいただきました。飲み終わってからは、ちょっと油が多めかな?とは感じました。
麺は太過ぎず細すぎず。麺屋一燈よりはすこーし太いかな?くらいです。麺がやわらかめだったのでそう感じたのかもしれません。チャーシュー、メンマ、味玉も文句なし。メンマ好きとしてはもう少し量を多めにしてほしかったです・・・!
後は野菜が乗っていれば完璧でした!私の好きな麵屋一燈には細ネギがラーメンの上に乗っていて(しかもトッピングで別注文できる)、そういった野菜一品を期待してしまいました。とはいえ、じゃあ蔦のラーメンに何の野菜が合うかと言えば思い浮かばず(もやしはもちろん違うし、かといって青菜もちょっとな・・・)、あの蔦ラーメンは考え抜かれた一杯だったのかもしれません。(当たり前ですね、ごめんなさい)
だいきちの醤油ベースはより深みがあるというか、ちょっとイタリアンっぽさを感じました。
蔦のラーメンは、ラーメンを食べにくるというより、蔦を食べにくる!という感じで、ラーメン欲を満たすのではなくこの独特の一杯を食べにくるという印象です。
あんまり並んだり、整理券をずっと前から入手するのは大変ですが、ウォークインで入れるならまた来たいなと思います!
だいきちの感想も聞いてみましょう~
だいきちからの感想をインタビュー!
- ラーメンと言うより、洋風スープ
- ラーメン欲は満たされないけれども、ラーメンという食べ物の限界を広げてくれる
- そのため、ラーメンを食べに行くと言うよりも、蔦ラーメンを食べに行く感覚
- 全体の味のまとまりはすばらしい一方で、ラーメンのジャンキーさはもはやない