こんにちは!
今日はプノンペンでの移動手段について書いてみたいと思います。
プノンペンに行くと決めたはいいものの、出てくる情報は
- Grabが参入したものの、車がつかまるのはごく限られたエリアだけ
- プノンペンのトゥクトゥクに乗ると後ろからひったくられる
- 道を知らないドライバーが多い
などなど、不安になる内容ばかりでした。
そのため、プノンペンに行ってみても簡単に移動できなかったときのことを想定したプランにしようと思っていました。 結果的に数日間の滞在で20回近くトゥクトゥク、もしくはGrabでの車を利用しました。
そして、(おそらくプノンペンの急激な発展により)だいぶ交通事情も変化しているなと感じることが多かったので、今回このブログを書くことにしました。 私は訪問前、プノンペンで移動できなかったらどうしようととても気をもんだので、同じように考えている方の参考になればと思います。そして、プノンペン滞在を楽しんでほしいと思っています。
結論!
結論から言うと今やバンコクよりもGrabが使いやすいのでは?という感想になりました。
誤った懸念1:「Grabが参入したものの、車がつかまるのはごく限られたエリアだけ」
→とんでもない僻地ならまだしも、ある程度の大きさの目的地がある郊外ではGrabはつかまる。
誤った懸念2:「プノンペンのトゥクトゥクに乗ると後ろからひったくられる」
もちろん今もひったくりはあるのかもしれないが、とんでもなくひったくりやすそうな姿をしていなければ日中は不安を感じない。また、新しい形態のトゥクトゥクが誕生していて、横からひったくりをしづらくなっている。
誤った懸念3:「道を知らないドライバーが多い」
基本的に道に迷うことはなし。一度、郊外に行く際に道がわからなさそうなことがあったが、その時にはドライバーさんが道にいる警備員に尋ねてくれて、問題はなかった。
などなど、前情報とは比較的異なる体験をしました。
もちろん私たちの体験がすべてではなく、変化の激しいプノンペンはこの限りでなくなっていくとは思いますが、もし少しでも滞在プランの参考になれば嬉しいです。 以下では良いところや悪いところもまとめています。
【プノンペンでのGrabの使い方】
1. Grabの導入
タイ在住の方、もしくは東南アジア在住でGrabのアプリがダウンロードされている方であれば、特に事前準備は必要ありません。 既存のGrabのまま使えます。
インターネット接続だけできるようにしておけばOKです。
日本からの訪問などで、Grabがダウンロードされていないよ、という方は、プノンペンに到着後、アプリをダウンロードする必要があります。
まずはSIMカードなど、プノンペンで使える携帯電話番号付きのインターネット利用環境をゲットしましょう。
その後は、Grabか、カンボジア創業のPassappという配車サービスアプリをダウンロードして登録します。いずれも英語で完結します。
(Passappの方がカンボジアの方にとっては馴染みがあるようで、トゥクトゥクに関してはPassappをたくさん見かけました。他方、Grabの方がクレジットカード対応をしており使いやすいという声もありますが、Grabに新しくクレジットカードを登録するとしばらくして使えなくなるという情報も目にしましたので、新たにダウンロードする場合はPassappの方が安全かもしれません。個人的には、カンボジア発のPassappを応援したい気持ちです!)
2. 配車の方法
まずは行き先を指定します。 その後、車の種類を選択します。その種類がプノンペンならではです。
このような感じで、
- 普通の車
- トゥクトゥク(ドアなし)
- トゥクトゥク(ドア付き)
- リモーク(バイクの後ろに座席がついている、カンボジアの伝統的な乗り物)
を選ぶことができます。
リモーク
リモークの写真はこんな感じです。
リモークは他の東南アジアにはないユニークな乗り物で、小型のトゥクトゥクよりもたくさんの人数が乗車できるので利便性はあるのですが、いかんせん横や後ろから丸見えで、これはたしかにひったくりが発生しやすい構造なんですよね。
ですが今回、プノンペンには「ドア付きのトゥクトゥク」が走っており、更にこのトゥクトゥクをGrabで選択して乗車できるということで、これは便利だと思いました。 ドア付きに乗ると、内側からの景色はこんな感じです。
バンコクのトゥクトゥクよりも安全に感じますよね。
ここで車の種類を選べば、後は選択した車が到着するのを待つだけです。 似たような車がたくさん走っているので、乗車前にはGrabに表示されているナンバーと照会するのを忘れないように注意してください!
プノンペンのトゥクトゥクは、バンコクと違って丸っこい形。ドアなしもドアありも同じ形です。
【良いところ】
1. 車がすぐに来る
→おそらく、急激な経済発展で車やトゥクトゥクを持つ人が増え、供給過多なのだと思います。 どの時間帯でも数分で車が到着しました。 最近のバンコクではこうはいかないので、プノンペンの方がストレスフリーでした。雨が降らなかったのもあるかもしれません。
2.目的地も迷わない
→Google mapやナビの精度が低いのか、ドライバーでナビを使っている人はほとんどいませんでしたが、それでも特に道に迷うという経験はしませんでした。 一度トゥールスレン博物館に行く道で、運転手さんが小さい道に入ったなと思ったら施設の警備員さんに道を聞いていましたが、私たちに何か困った様子を見せることもありませんでした。
3.車のドライバーさんは中間層が多い(英語が使えることが多い)
→トゥクトゥクのドライバーさんは、英語が使えない方がほとんどでした。(その分、こんにちは(スオスダイ)とありがとう(オークン)だけでもこちらが使うととても喜んでくれます!) しかし、車に乗車している層は今のところプノンペンの中でも中間層より上の方が多いのか、みなさん英語が使えました。 ちょっと郊外に行くとか、込み入った道になりそうだなとか、運転手さんとやり取りしたいシーンが発生しそう・・・というときは、配車の際に車を選択するのがコツかなと思います。
4.運転が丁寧
→空いている道、大通り、信号の有無・・・どれも関係なく、みなさん運転が丁寧でした。 信号が整備されたのが近年なので、信号を基本的に信用していないことがかえって気を配った運転につながっているのかもしれません。(その分、信号はゆるゆると無視されていることもあります。徒歩の際には注意!)
5.安い
→これは今後変わっていくかもしれませんが、近くであれば一ドル前後からで乗車できるので、とても安いです。気兼ねなく何度も利用できました。
【気になったところ】
唯一気になったのは、車を呼んだ時にシートベルトの留め具が2回も欠けてなかったところ・・・
中古車を購入しているんでしょうか。 旅行中に事故があったらやだな・・・と冷や冷やしました。
おわりに
こんな感じです! ほとんどが昼間の移動、数回夜間の乗車でしたが、一度も危ないなとか、不親切だなと思ったことはありませんでした。 むしろとても便利で、プノンペンの街をより楽しむためにとても良い交通手段だと思います。 待ちゆくトゥクトゥクおじさんに声をかけられることもあり、交渉も楽しかったな~なんて思ったりしましたが、配車サービスの安心感は色々な人に旅の間口を広げてくれますね。 なお、プノンペンの客引きはびっくりするほど穏やかでしつこくないです。カンボジア人の人の良さを知れるかもしれません。