このページでは、非常に虫に刺されやすい私が普段使用している虫除けスプレーを紹介します。
はじめに
デング熱の季節がやってきました。今年は既にアジア各国で大きな流行となっているようです。 www.travelvision.jp
新型コロナウイルスをはじめ健康を害する色々な病気や感染症があり、その全てを一生防ぐことは難しいかもしれませんが、できる予防や対処はしたいものです。現在、デング熱には(ワクチンや予防薬のない)対処療法のみが有効だとされています。
デング熱に関するまとめはこちら www.gov-online.go.jp
デング熱に限らず、病気の媒介が懸念される「蚊に刺される」行為は、できる限り防ぎたいものです。
以下では、非常に虫に刺されやすい私が普段使用している虫除けスプレーを紹介します。
DEET配合スプレー
私が使用している虫除けスプレーは、Boots(ドラッグストア)オリジナルの、DEET 50%配合スプレーです。運がいいとBuy 1 Get 1に遭遇できることもあります。
DEETはディートと読み、日本では初めて承認された虫除け成分です。
DEETについて詳しく知りたい方は、アース製薬さんが日本語で詳しい紹介をしています。 www.earth.jp
このDEETの濃度は、「どれだけ強く蚊を遠ざけられるか」ではなく、「どのくらいの時間効果が持続するか」を示しているとのことです。%が高いほど、長い時間持続するということです。
現在、日本の厚生労働省はこのDEETを最大30%配合して良いと定めています。(どうやら2016年に東京でデング熱が流行った際に引き上げられたようです。)
ですが、タイではもっと高くDEETが配合された虫除けスプレーが存在します。詳しい人に聞いたところ、最大値は50%とのこと。私も色々探してみましたが、一般で手に入るのは確かに50%が最大のようです。そして私はその50%配合を使用しています!
DEETの安全性については調べると色々出てきますが、使用上の注意に気をつければ6カ月以上お子さんにも使えるようです。
この点については、DEETが米国で開発されただけあって、米国からの情報に詳しいです。 米国健康福祉省の米国毒性物質疾病登録機関の情報(英語)
一方、DEETを使用していない虫除けスプレーの多くは、”DEETフリー"や "子供にも安心"をうたっています。どんなに安全とはいえDEETは化学物質ですから、小さなお子さんがいる方や散布が気になる方は使用を控えた方がいいかもしれません。
ちなみに私の知り合いには、「DEETの高濃度はストッキングを溶かしたりするらしいよ~」と言っている方もいました。
以上を踏まえて、私の使用感や危険性があるという可能性を含めての使用方法は以下の通りです!
使用感
においは結構きついです。くさいというわけではないですが、ザ・ケミカルという感じ。これは蚊も寄ってこないよね・・・と思います。
また、直接散布した部分は割とべたべたします。デリケートなお洋服などには散布しないように気をつけています。現時点では普段着も変色などは起きていません。身体もお洋服も洗えば落ちます。
使用方法
できるだけ身体から離してスプレー!これに尽きます。屋外で食事をする際などは特に、足下やテーブルの近くに広く散布します。周囲の方に気をつけてくださいね。
最も良い使い方は、場面に応じて虫除けスプレーを使い分けることだと思います。化学物質のない、もしくは少ないスプレーで事が済むのであればそれに越したことはありません。でも、私のように虫に刺されやすい方は、弱いスプレーをしても刺されてしまうこともあると思いますし、それでは虫除けの意味も薄くなってしまいます。
最大限の防御をするためには、DEETが高濃度に配合されたスプレーが有効だと思って使用していますが、使用感などが気になる方は濃度の異なるもので試してみてください。
おまけ
虫に刺されてしまった場合、私はSystal Creamという塗り薬を使っています。薬局などで手に入ります。
タイで手に入る塗り薬としてはあまり強くないものですが、私はとにかく刺されないための対策を十全に行う→刺されてしまったら、あまり強くない薬(かゆみ止め)で様子をみて、異変を感じたら病院に行くという方針で生活しています。かゆみ止めで強いものを使ってしまった結果、効果がありすぎて異常に気づけないというリスクをなくすためです。
とはいえ、Systal Creamは効果を感じないと思ったことはなく、普通の虫刺されであれば一度塗ったらかゆいことを忘れてしまうくらいです!
タイ人の習慣にならって蚊といえどできるだけ殺生せずに生活できるよう、十分に蚊を遠ざけられる策を講じたいものです。
2020年10月追記
気づかないうちにボトルの色が変わっていたようです。DEETの分量などは変わっていませんので同じ商品だと考えています。