「五塔標行軍散」について

今日は、五塔標行軍散というタイの伝統的な薬（漢方）について紹介します。

ドラッグストアや小さな薬局でどこでも手に入りますし、何より安いです。原価を割っているんじゃないかと思うくらいです。

私は、タイ人の知り合いが「調子が悪い時はこれを水で飲むといいよ！」と言っているのを聞いて買ってみました。

外観

売られている姿はこんな感じです。

右側の小さい方を買いました。17バーツですね。お菓子より安いかも。

開けてみるとこんな解説書（?）が。

なにやら昔にタイ系華僑が作った薬らしく、中国語でその効能が書いてあります。万能薬と言いたいようです。

オリーブ色の粉！ですね。瓶いっぱいに詰まっているので、この独特の匂いのする粉を飛ばさないようにしましょう。

ちなみに味はすーっとする漢方！という印象です。苦手な人には厳しいかも。でも、その味の強さの割には長続きしないので、苦手な方も一瞬の我慢だと思ってもらって大丈夫だと思います！

私は漢方の効果を高めるために食前に飲むようにしていますが、直後に食事をしても味には響きません。

飲み方ですが、私はこれをティースプーン一杯すくって、お湯少し（たくさんにするとその分たくさんこの味を味わわないといけなくなるので）で溶かして飲んでいます。よく溶けますよ。

気になる効能ですが、これは難しいところです。私はなんとなく胃もたれがする時や、身体が無性に冷える時、喉がいがいがするなという時に使っています。飲むとその症状が長続きしなくなるというか、悪化しないような気がしています。

明らかに体調が悪くなった時はその症状に併せた薬を服用していますが、その前段階という感じでしょうか。

まだ17バーツの瓶を使い切っていないものの、おそらく一瓶で50回くらい使えそうです。一回一円、タイの英知が詰まったお薬を試しにいかがでしょうか？