こんにちは。だいきちです。
今日はタイでも購入できる静電容量無接点方式のキーボードを紹介したいと思います。
私自身はずっと、外付けキーボードは使わずに、ノートパソコン標準のキーボードを使用していました。
しかし、目下のコロナ禍でWFHを続けているなかで、メールやチャットのボリュームがものすごく増えました。
自ずとキーボードに触れている時間が多くなり、標準キーボードへの不満が溜まったり、指に疲労感を感じる用になったりしたため、しょうきちの勧めでキーボードを購入することになりました。
実は購入したのは1年くらい前ですので、長期使用レビューも含めて書きたいと思います。
せっかく購入するのであれば、中途半端なものではなく良いものを購入したい。もともとキーボードに関する知識は全くありませんでしたが、今回を機に学びました。
キーボードの種類
通常市販されているキーボードには、入力機構の違いによって種類が別れています。
- メンブレン式
- 低価格帯にメインの接点方式
- デスクトップ用のキーボードに昔から合ったようなイメージのもの
- 「せっかくなら高級キーボードを」と思っていたので、今回は検討から外しました
- パンタグラフ式
- 薄型キーボードにて一般的な接点方式
- もちろん薄型ノートパソコンにも用いられる
- ノートパソコンにキーボードを接続する想定で、同じタイプを選んでも仕方がないので、検討から除外
- メカニカル式
- メンブレン式とは異なり、1つ1つのキーが独立して機能しているキーボード
- 入力精度が高いため、ゲーム用によく使われている
- 耐久性・打鍵感の良さやカスタマイズ性の高さから、こだわりの深いユーザに愛用されている
- 個人的に精度やキーの重さにはあまりこだわりがない上に、打鍵音が大きいとの特徴から検討の除外
- 静電容量無接点方式
- メカニカル式と同様にキーボードが独立
- メカニカル式とは違い、キーが底にふれる必要がなく、静電気を感知して入力
- メカニカル式と比べると独特な打鍵感だが、上記機構により打鍵音は静か
- しかし、価格帯は高め
(参考:https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_peri_keybord)
今回は静電容量無接点方式を選択
少し値が張っても良いキーボードがほしかったこと、ネット上で調べたプログラマからの評判を踏まえて、静電容量無接点方式のキーボードが俄然欲しくなりました。
なので、ここからはタイでどのような静電容量無接点方式キーボードを購入できるのかについて紹介します。
HHKB or REALFORCE
静電容量無接点方式キーボードといえば、Happy Hacking Keyboard(PFU)またはREALFORCE(東プレ)が有名です。
コンパクトキーボードが良いと思っていたため、REALFORCEは候補から除外。HHKBの購入を試みました。
HHKBをタイで購入できない
公式ホームページから購入できるかどうかを探っていたところ、海外での販売は想定されておらず、発送もできないとのこと…。
LazadaやShopeeを調べると出品はされていますが、値段を含めてなにやら怪しげ。eBayを利用することも検討できますが、なんだかんだいってめんどくさい。
どうにかHHKBを手軽にタイへ届ける方法がないかと方法を調べていたところ、NiZという新興メーカーがあるらしいとの情報をゲット。早速調べてみました。
NiZについて
中国の新興メーカーで、静電容量無接点方式のキーボードを販売。様々なサイズ感のキーボードを販売しています。
また、キー軸としてメカニカルキーボードに一般的な軸と同様の軸を使用しているため、カスタマイズ性も高いとのこと。
そして、なによりもHHKBとそっくりのキーボード販売しつつも、価格が一回り安いです。
日本ではAKEEYOという代理店が販売しているようです。
NiZは公式サイトから海外発送可能!
いざ公式サイトを覗いていくと、中国からタイへ発送可能とのこと!しかも送料はわずか10$
また、タイ以外にも主要な国へはほとんど発送ができそうです。詳細は、ほしい製品の商品ページからTransportをクリックすると確認できます。
いざ購入
今回は、公式サイトからAtom68を購入しました!*1
支払いはPayPal経由で行うことができます。
注文完了からしばらく音沙汰なし
順調に注文完了の連絡が来たもの、その後1週間くらい音沙汰がなかったです。おそらく小さな会社ですので、WFHでの需要も相まって注文が立て込んでいるのかもしれません。
一週間たってからようやく発送したとの連絡が来ました。発送されてからはスムーズで、特に問題なく到着しました。(中国→タイという点でスムーズだったのかもしれません)
特に関税の支払いなどもなかったので、驚きです。
開封
説明書には必要最低限のことしか書かれていません。また、USBレシーバーも付属されているので、その説明が書かれています。写真は画像が荒いですが、説明は中国語でした。
内容物は以下の通り。 * キーボード本体 * USBレシーバー(基本Bluetooth接続なので、特に使用していません) * 充電用USB-Cケーブル * キーを取り外す用具 * 一部交換用キー(Windows/Mac間のキー表記の違いを補完) * キーの重さ調整用のばね
1年使用してみた感想
記事をしたためていたら1年くらいすぎてしまいました。
始めての無接点静電容量方式キーボードを使用してみての感想としては、以下のポイントです。
- とにかく打鍵感が軽い
- 独特の「ぽこっ」とした打鍵感が気持ちよくて、タイピングが楽しくなる
- タイピングが速くなった気がする
- 指・手首の疲労が軽くなった
身体のためには1と4が重要で、業務効率としては2と3が重要という感想です。
打鍵感
はじめはとにかくこの点に驚きました。軽すぎて、文章を考えている間にうっかりキーが連打されてしまうこともありますが、慣れてくるとめったに起こらなくなります。逆に、慣れてきたことで1つ1つのキーを軽く叩くだけで良いので、タイピングの力そのものが省エネになってきたと思います。(固いキーボードを使っていくと、強く叩いたときの音が良いせいか、どんどんキータイプが激しくなっていくイメージ)
今では、なるべく他のキーボードではタイプしたくない気持ちが強くなってきてしまっています(笑)
あと、リモートワークが当たり前になって、2が重要であることに気づきました。というのも、リモートワークの場合、これまでよりも口頭でのコミュニケーションは確実に減るので、その分をテキストコミュニケーションで補完する必要があります。そのときに、どうしてもついつい文字に起こして共有するのがめんどうになってしまって、結果コミュニケーション不足を起こしてしまう経験は皆様もあるかと思います。しかし、このキーボードだと、打つこと自体が気持ちいいので、むしろなにかタイプできるものがないか探し始める始末。これが功を奏してかわかりませんが、かなりの部分をテキストコミュニケーションで進められるようになってきました。
打鍵音
キーボード沼では、打鍵音も重要のようです。特に私自身にはこだわりはないのですが、購入前は理解できなかった無接点静電容量方式にて独特の「ポコポコ」の打鍵音の意味がわかるようになりました。個人的には、この音結構好きかもしれません。
メンテナンス性
NiZに限らないのですが、キーを外せて洗うことができるというのは、このご時世では安心です。洗うたびに、一部の大きなキー(Enter/Back Space/Shift/Space)で使用されているグリスが薄くなってくるので、別途グリスを購入しました。洗う際に、キーとキーの間や裏にかなりゴミが溜まってしまうので、そこがめんどうですね。
クオリティー
前述の通り、NiZキーボードはHHKBやREALFORCEと比べると一回り以上にコストが安いです。実際にHHKB等を触っていないので何も根拠はないのですが、随所にNiZキーボードのチープさがでてしまっているような気はします。例えば、キーのプラスチックの肌感・擦れる音・色合い等。他にも、微妙にバリのようなものが残っていたり、足の部分にゴミがたまりやすかったり。不満に思うレベルではないのですが、完璧ではないなーと思う点はいくつかあります。この点は、いつかHHKBなども使ってみたいですね。*2
ちなみに、本当は黒色を購入したかったのですが、黒のほうが値段の違いによる色のクオリティー差が大きそうと思い、レトロ調のカラーを選択していたりします。
Chromebookとの接続
当方は歪んだ志向によって、プライベートPCはChromebookを使用しているのですが、特に何も問題なく接続できます。Atom68 Bluetoothモデルでは3つまでBluetooth接続先を登録・切り替えができるのですが、1:Chromebook PC、2:Windows PCのような設定をしても問題なく切り替えできます。気になっていたWindowsボタンはSearchキーとして認識されます。ChromebookはCaplocksの位置にSeachキーがあると思うのですが、私はCaplocksをCtrlキーとして使用しています。
1点だけ、困るポイントとしてはキーのスワッピングなどができるソフトウェアが公式から提供されているのですが、それがWindows用のみなのでChromebookでは利用することができないので、ご注意ください。
以上、タイで購入できる無接点静電容量方式キーボードでした!