こんにちは、しょうきち(妻)です。バンコクに移住してから自分たちでメイドさんを契約したので、契約した経緯・現在半年ほど継続しての所感などを基本的には時系列で書いていきたいと思います。
メイドさんの紹介まで
私たちは現在の住居(コンドミニアム)を契約するにあたり、日系ではないバンコクの不動産を利用しました。
不動産の担当者とはすべて英語でやり取りしており、物件を探すにあたっての雑談で「メイドの契約を考えている」旨を担当者に伝えたところ、「私たちの良いお客さんにだけ紹介している信頼のおけるタイ人のメイドがいるよ!」との連絡を受けました。「自分たちで連絡するなり会うなりして、良かったら契約すると良いよ!」という何とも簡素(けれども気軽)なアドバイス。
ダメならまた考えよう・・・と、そのメイドさんの氏名と携帯番号を教えてもらいLINEで連絡。
LINEで連絡した最初の時点では、レスポンスはまあまあ早いけれども英語の文法などがはちゃめちゃかつ返信内容もかなりの短文で、正直やり取りできているか不安でした。
希望の給与額についてLINEを送ってみるも、返答のために電話をかけてきたり返答せず部屋の大きさを尋ねてきたりと、ちぐはぐで更に不安は募りました。*1
ちなみに、この時点で他のメイドさん候補とやり取りしたり、サイトで問い合わせをしたりは行いませんでした。時間が限られていたというのが主な理由ですが、初めてのメイドさん雇用の場合余力があれば複数の方と会ってみて比較するのもいいと思います。
面接
待ち合わせ時間を決めて、家のコンドに来訪していただきました。結果的に面接(会話?)は30分程度でした。
面接はあらかじめ二段階としようとだいきちとの間で決めていて、はじめはコンド併設のミーティングルームで軽く話し、その後に部屋の中に入ってもらう段取りでした。*2
ミーティングルームで話したのは以下です
- これまでどのくらいメイドをしてるか
- 20年以上の経験あり。
- 私たちに紹介してくれた不動産とはどのような知り合いか
- 希望するワーキングデー
- 週に一回程度、という頻度は面接前に合意していたので、あとは曜日のすり合わせでした。私たちが希望する曜日にはすでに先客がおり、どうしようかと話し合った結果、メイドさん側が曜日変更を先客のクライアントさんに尋ねてくださるとのことで落ち着きました。*5
「曜日を決めるにしても掃除などの所要時間も検討したいし部屋に移動しましょうか」という自然な流れで部屋へ。この時点でお給料の話はできていないまでもメイドさんへの好感度は上がっていました。英語ができず意思疎通が難しいのではという懸念も、ライティングの力が極端に低いだけであって、会話や読み取りはメイドサービスをする上では問題ないと判断でき払拭されていました。
部屋の中では、
- 具体的にお願いしたいサービス項目の確認*6
- 必要な掃除用具
- 所要時間
- 給与額
以下、契約に合意してから
- 契約開始日(最初の出勤日)
- 鍵の受け渡し方法
- 必要書類の確認*7
の順に話を進めました。
結論として、掃除の時間は一回4時間ほどかかりそうで、給与は時間給ではなく「一回当たり1,000バーツ」とメイドさんより話が出ました。ネット上で調べた相場でよいのか、どのように提示すればよいのかのノウハウを持ち合わせていなかったので、あくまでメイドさんから具体的な額を提示してもらいました。額面をできるだけ下げたい場合は、メイドさんから提示→価格を下げる形の交渉という流れよりも、こちらから低めの額を提示→メイドさんに上げてもらう*8方が相手の心証はよくなるかもしれません。
「一回当たり1,000バーツ」という提示額については、その瞬間「高い」と思いました。だいきちとその場で日本語にて話し合い、まあいいんじゃない。ということで合意。メイドさんも、1,000バーツと言うときはとても言いづらそうだったので、相場から考えると高いのだと思います。*9
メイドサービス開始から実施してみての所感
その後、初日の出勤日には私が在宅し、こまごましたことを話しました。メイドさんも私がずっといるところで掃除はしづらいだろうと考え、途中は買い物へ。 ここで雑談もできたので、普段は家主が不在の間にサービスを依頼する場合も、一度は立ち会うのもいいかもしれません。「普段はカーテン開けないの?」など、小さなことを話せたのがのちのサービスの快適さにつながっているような気がします。
サービスを開始してから決めた(決まっていった)ことは以下です
- 祝日や休暇中はその都度相談して出勤を決める
- 給与は月末に一か月分をまとめて振り込む
- 掃除用具はメイドさんからの打診ベース*10
逆に、今も決めずにいるのは以下です
- 故意でなく部屋の中のものを破損したときの対応*11
- ボーナスの有無
現在、ここで決まったメイドさんに週一回のサービスを依頼して約半年が経過しましたが、大きな問題もなく、快適に過ごしています。
費用対効果について
- 正直、一回1,000バーツはバンコクでも相当高いお給料だとは承知しています。それでも満足しているのは下記の理由に因ります。
気兼ねがない、フェアネスを感じる
- 私たちの生活の状況によっては、一週間に一度では大変かな?と思うくらいの家事をお願いすることもあります。それでも、メイドさんは不満も言わずプロとして毎回同じクオリティの部屋の状態にしてくれますし、こちらとしてもそれを要求していいだけの費用を払っているという自負があります。何より、自分たちの生活を楽にする/よりよくするためにメイドサービスを依頼しているため、気兼ねなくその週の仕事を依頼できるのは私たちにとって大切なことです。
- ある程度の高額&一回当たり賃金の組み合わせは理にかなっている
- 当初、私たちは「時給いくら」でお給料を検討していましたが、プロのメイドさんであれば「一回いくら」の支払い方法にはよい点が多いと感じるようになりました。「本当にそれだけの時間が必要なの?」と考えたり、「今週は追加でこれもお願いしよう」となったときに出費の増加&変動があるのは日々のやることコストを増やすことにもつながります。短い時間できれいにしようというメイドさんのモチベーションにもつながっているようですし、契約時に少し割高でも頼みやすさを勘案するとリーズナブルに感じています。
最後にまとめ
バンコクでの生活をはじめるにあたって、メイドサービスを利用することを希望したのは私(しょうきち)でした。もともと日本での生活では家事も一通りこなしており嫌いではなく、どちらかといえば家の中にメイドさんが入ってくることに抵抗があるくらいだったのですが、今後の時間の使い方を考えたときにこういったサービスに頼ってみよう、移住を機に思い切ってみよう、という結論に至りました。 日本にいるときに仕事や家庭に忙しくしている友人を見ていて、「もっと家事代行サービスが(コスト的にも心理的障壁的にも)気軽に取り入れられる選択肢があればみんなもう少し楽しく過ごせそうなのにな」と常々思っていました。バンコクはサービス料が安くつくのでその点は日本との比較にならないかもしれませんが、こういった選択をする人もいるのだなと一つの参考になれば幸いです。以下に、メイドサービスを検討するにあたり参考にしたサイトのリンクと、サービス契約時に確認した事項(再掲)をまとめておきます。
サイトのリンク
- アヤさんサービス https://www.ayasan-service.com/about-us?ln=ja
- タイでのメイドさん紹介仲介会社。メイドさん候補者のプロフィールや希望するお給料額などを見ることができます。契約書のひな型は、確認事項を検討するうえで役に立ちました。https://www.ayasan-service.com/assets/files/files/OfficialContract-ThaiEnglish.pdf
- メイドさんを雇ったときの感情の変化(駐在ママのアイデアメモ)https://ameblo.jp/expatmom-ideanote/entry-12084963041.html
- 個人ブログの数々の情報に助けられましたが、こちらのフィリピン在住の駐在ママさんが記したブログでは、メイドさんを雇うとこういう感情の変化があるよ~と教えてくださっていて、メイドさんへ過度な期待をせずサービスを依頼することができました。良い関係を築くには我々からの働きかけが大切だという心構えになっています。
- 単発メイドサービスを依頼できるアプリの紹介記事 https://www.saku-bangkok.net/entry/seekster
- 最近見つけたのですが、こんな便利なサービスも生まれているようです。
サービス契約時に確認する事項
- 希望するワーキングデー
- 希望する仕事の頻度(週に何回来てもらうか)
- 具体的にお願いしたいサービス項目の確認(やってほしくないこと、やらなくてよいことも)
- 必要な掃除用具
- 一回あたりの所要時間
- 給与額
- 契約開始日(最初の出勤日)
- 鍵の受け渡し方法
- 必要書類の確認(契約書の有無、メイドさん自身のIDカードコピーの持参依頼、給与の振り込み先確認)
- 祝日や休暇中の出勤
- 給与の振り込み時期
- 掃除用具の調達方法
- 故意でなく部屋の中のものを破損したときの対応
- ボーナスの有無
以上です。
*1:対面する前に給与のことを持ち出したのは、だいきちの都合により面接日程まで時間が空いたためであり、得策ではないように思います。実際、会う前に給与を持ち出されたメイドさん側も困っただろうと反省しています。
*2:あまりにどうしようもないメイドさんであればミーティングルームのみでお帰りいただこうという私の勘繰り深い性格と、面接といいつつ堅苦しい雰囲気にはしたくなかったので「合格です」などと言わずに自然とこちらの受容を示すにはある程度話してから場所を移るのがよいのではという考えからです。
*3:ここで他のクライアントの属性などを聞き、個人情報をtoo muchに話さないかなども確認
*4:その家族は現在他国へ
*5:希望の曜日、とは言ってもこの時点で私たち夫婦には毎週のルーティーンは存在しませんでしたが、どうしても家事が手薄になりそうな平日の真ん中から後半にかけてお願いしたい、というのは譲歩せず正解だったと思っています。メイドサービス利用を検討し始めた当初は、家主が在宅している週末も視野に入れていたのですが、我々夫婦が2人になる時間を大切にしたい、という意向から平日に絞りました。
*6:逆にやってほしくないこと、やらなくてよいことも簡単に確認しました。
*7:契約書の有無、メイドさん自身のIDカードコピーの持参依頼、給与の振り込み先確認
*8:この時大幅に上げられたら元も子もないのですが
*9:この額をどう感じているかについては、下記に詳しく記しますが、私たちは概ね満足しています。
*10:これ買ってもらえる?と聞かれることもあれば、時々自分で買ってきたらしい見慣れない洗剤などがあることも
*11:例えば食器などは洗い物をしていれば破損の可能性もあります